アトピーとダニの関係

疥癬は、ダニの一種であるヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の角質層の中に寄生することによって、皮膚感染症を起こすものです。
赤い発疹が出ますので、湿疹だけを見るとアトピーの症状にも似ていますが、線状の発疹が連なることが特徴となっています。
ダニが皮膚に「トンネル」を作った山が連なって、アトピーと異なる様相を見せます。
アトピーの治療を行っても疥癬の方には効果が現れにくく、さらに一緒に生活している家族に伝染することもあるため、注意しなければなりません。
疥癬虫はダニ類に属しています。卵は2、3日ほどで孵化し、3、4日ほどの幼虫の期間を経て若虫になります。
その後5、6日ほどで脱皮して、成虫になります。
幼虫から若虫にかけての時期は、皮膚の毛穴などに穴を掘って潜んでいるのです。
ダニには雄と雌の区別があり、交尾の後に雄は死んでしまいます。雌は角質内にトンネルを掘った後に毎日2、3個の卵を産み、4週間から6週間ほどは生き延びます。
しかし、50℃の熱に10分間当たることで退治することができますので、梅雨のときなどのダニ対策にも活用することができます。
疥癬の症状は大きくはふたつにわけられます。
ヒゼンダニに対するアレルギーが起こるほか、ヒゼンダニが湿疹を引き起こします。
赤い丘疹が現れますが、これはヒゼンダニの抜け殻や糞があることによるアレルギーの症状です。盛り上がった皮疹は、メスのヒゼンダニが卵を産んだ場所に見られるものです。
やはりアトピーにとって、ダニは少ない環境が理想的です。




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